羊毛フェルト 鳥の足の作り方 [森のことりの小さな専門書]
こんばんは。
小鳥の羊毛フェルト作家・森のことりです。
今日は羊毛フェルトで小鳥を作る時に
どうやったら、二本足で立たせやすいかをお話ししますね。
私が一番最初に、スズメとメジロのヒナを作った時は
バードカービングの本を参考にしました。
でも、これが失敗の始まりだったような気がします。
バードカービングの足の作り方は片足ずつ作って
あとから、脚を差し込みます。
私も同じように、片足ずつ作って、目打ちでお腹の下に穴をあけて
木工用ボンドで固定していました。
そして乾いたらまた羊毛の原毛を足して固めていく。
バードカービングのように固い素材になら、それでよいのですが
ニードルで仕上げる軽い羊毛フェルトは片足ずつ離して付けるのは
向いている鳥と向いていない鳥があります。
まず、片足ずつあとから付けるのが向いている鳥は
インコやオウムなどのお腹から尾の先までの距離が長い鳥たちです。
縦に長い姿で、ゆったり立っているときも床に接している面積が広い鳥たちは
足だけではなくて、おなかも尾も地面や床に接しているため安定感があります。
昔、実家で飼っていた右側のセキセイインコの写真がそんな感じです。
そして、見えないお腹のなかで右足と左足がつながっている。
この作り方こそ、今の私の技術で
お腹で座っているようにみえるヒナや
足の細長い鳥、鳥全般が立たせやすいベストな方法です。
作り方は、人によって違うので正解はありませんが、
二本足で立たせるためには、足を作った段階でちゃんと立つかどうかを
確かめてから、肉付けしていくのが
時間がかかるようで一番確実な方法だと思っています。
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2015-05-14 23:55
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