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Art in hospital(アート・イン・ホスピタル) [日記]

こんにちは。
羊毛フェルトの小鳥の専門家・森のことりです。
前回の更新から日があいてしまいました。
モーネのニュース(ブログ)のリンクをたくさん貼り付けたかったので
モーネ工房を主催されている井上さんの日々の紙と旅の紙 展 に出向いて
直接許可をいただくためこの展覧会が開催されるまで更新できるのを待っておりました。

井上さんが携わったお仕事の中に四国こどもとおとなの医療センター のホスピタルアートがあります。
デザインをするお仕事にこのようなジャンルがあることを初めて知りました。
地下鉄駅や博物館など公共施設をいろどるパブリックアートをたくさん手がけてこられた
銅版画家の山本容子さんもホスピタルアートの作品を描き、思いを綴られた本が
出版されていることも最近知りamazon(アマゾン)で取り寄せました。
そこでホスピタルアートの先進国がスウェーデンであることを知ったのです。

スウェーデンでは病院を建設する際に予算の1%を必ずアートに使うように
法律で決められているそうです。
治療する器具と同じように芸術が道具として患者さんの治療に使われ
子供病院では,何故か私の予想通りアート作品の木と小鳥が据えられていました。
入院しているとベッドから見えるのは天井と点滴をぶら下げた器具だけです。
このことは二十代の時に何度入院したか覚えていないぐらい入院した私の経験上、
気持ちが滅入ってくる日常風景です。
amazon(アマゾン)の予約画面で山本容子さんの本の表紙を見た時に
これは夕暮れの美しい空に街灯の絵が描かれているんだなぁぐらいの認識でした。

2014-1-14.JPG

ところが、本が届いてよく見ると、病院の天井画と点滴の器具が写っている
患者さんがベッドに寝転んだ視界から見える写真でした。
この写真を見て、幾度となくこの光景を見てきた私は
まだまだ知られていないホスピタルアートに携わりたいと思いました。

2014-1-14-2.JPG

しかし、病院に作品を提供できる作家や団体はごく一部のかたたちです。
それでもホスピタルアートに関して何も知らない私が
このような芸術を目指していきたいと思ったのは
井上さんの介護が必要なお母様が緊急入院された時のこの記事でした。
▼▼ちいさなホスピタルアート

「この記事に感動しましたので、私のブログにリンクを貼らせていただけないでしょうか?」と
直接口頭でお願いした時に、この記事のアクセスが通常の倍ほどあったことをうかがいました。
関心の高さを実感されているそうです。

他にもモーネのホスピタルアートの一環で羊毛フェルトを使った
こんな記事もリンクさせていただきます。

▼▼モンジュネモのホスピタルアート

手の跡が残るデザインを学べる機会になればよいとお考えになられた紙の展で
こんな道を歩いていきたいという目標が定まりました。
スウェーデンと同じものが日本に向いているとは限らないでしょう。
それでも患者さんや御家族や医療従事者のかたまでを励ませるような芸術の力を
私は信じたいと思います。


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