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上村三代・美の系譜展 [日記]


大丸創業290周年記念の上村松園・松篁・淳之さんの展覧会を
京都大丸まで見に行きました。
横向けの小鳥が多い花鳥画の中で上村松篁さんだけは
私の中では別格です。
この方は、本当に鳥がお好きなのが伝わってくるのです。
好きでないとなかなか気が付かないような鳥の仕草が多く描かれています。
鳥や自然を見つめる、まなざしがとても優しいと思います。
右側写真は案内状でいただいた、息子の淳之さんの絵の一部「春雪」。
左側写真は前回の案内状でいただいた松篁さんの絵の一部「菊戴」です。
どちらも日本で見られる最小の小鳥(キクイタダキ)ですが
描く作家によって印象が全く変わります。
他には、ウソ・ジョウビタキ・メジロ・セグロセキレイなど
この寒い季節によく見られる小鳥たちが描かれていました。
初めて上村三代展を見た時は、鳥がそこにいるように描かれていたので
今よりも会場から遠い所に住んでいたのに、二回見に行きました。
近代美術展のような派手さはないのですが
見ていると心がとても落ち着きます。
今回も、もう一度足を運びたいと思っています。


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コメント 2

rino

こんばんは~。
親子三代で、画家さんなのですね。
菊戴、まだ実物は見たことがないのですが、こうして日本画で見ると
花鳥風月という言葉がぴったりの日本の風景に溶け込んだ鳥だなと思います。
私も日本画を見ているみたい、なんて言われる写真を撮ってみたいです♪
by rino (2007-12-14 20:51) 

森のことり

rinoさん、こんにちは♪
右の絵の上村淳之さん、おもしろい事をおっしゃってましたよ。
西洋のかたは、目に見えるものしか描かなくて
目に見えないものを描くと、とたんに抽象画になるそうです。
だけど日本人は水墨画の文化があるから
描かれていない所にも空間があることを余白から感じ取れるそうです。
余白を西洋人は描き忘れか?と解釈してしまうそうです。
全部描かれていなくても余韻や風や温度が想像できるものが
日本画みたいなものなのかな??って漠然と思います。
お写真でも出来そうですね(*^_^*)
風景がぼんやりとして小鳥にピントが合っているような感じかな?
小鳥に対するまなざしの優しいrinoさんなら撮れそうです(*^_^*)
by 森のことり (2007-12-15 11:05) 

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