ヒナを迎えにきたスズメの両親のお話 [お客様のお声・お写真]
こんばんは。
羊毛フェルト・小鳥の専門家の森のことりです。
過日、【iichi(イイチ)】でオーダー制作したスズメのヒナを札幌の御依頼主様から
お人形を東京にお住まいのお嬢様へプレゼントされることを知りました。
昨年の春に、娘さんのマンションの近くに巣から落ちたヒナがいたそうです。
ヒナは【ぴーち】ちゃんと名づけられ
娘さんは数日間飛べるようになるまで、お部屋でヒナを育てられました。
【ぴーちちゃん】という名前の響きがなんとも可愛くて
丸い桃と、ふわふわの産毛を想像してしまいます。
何日かたってヒナの落ちていた付近にすずめの親鳥が二羽で鳴いていたそうです。
娘さんがヒナを連れていくと
なんと、親鳥に、はさまれて三羽で飛んで行ったそうです。
そんな話を娘さんから聞かれた時に、私のおつくりしたお人形を見つけてくださった
いきさつがありました。
今でも朝早くベランダのほうから【ぴーちちゃん】の声が聞こえるとのことです。
その声が今も聞こえることに平和を感じます。
心優しい娘さんに育てられているヒナの元気に生きている声を
親鳥たちは姿が見えないあいだも聞こえていて、探していたのかもしれません。
お人形は言葉を話せませんが、おひとりで暮らしていらっしゃる娘さんの帰りを
娘さんを想う離れて暮らすお母様のお心のように
ヒナがいつも寄り添えることを願っています。
2014-02-01 21:19
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