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春風のようなあの人に [刺繍]

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可愛いピンク色の似合いそうな友人をイメージして作りました。
私が作ったものはハガキサイズです。
右側写真の青木和子さんの本の出来上がりサイズはこれの4倍なので
刺しゅうがよりいっそう細かくなっています。
フリーステッチで仕上げるため、この手の刺しゅうには型紙も
使用する、刺しゅう糸の色番号も載っていません。
「上質な素材でゆっくり丁寧に」と書かれているだけで
「庭仕事を心から楽しむことが良いデザインを生み出す秘訣」だそうです。
刺しゅうだけを家でやっていても感性は磨かれませんよって
おっしゃっているのかなぁと思いました。

小さな庭の小さな刺しゅう

小さな庭の小さな刺しゅう

  • 作者: 青木 和子
  • 出版社/メーカー: 雄鶏社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本



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春・青い花のある野原 [刺繍]

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麻50%綿%の生地にフランス刺しゅう糸、麻糸、絹手縫い糸で野原を刺しゅうします。
細かくて時間はかかりますが、型紙のいらないところが楽しい図案です。
切りっぱなしですが周囲は木工用ボンドと水で薄めたノリでほつれ止めを施します。
花も、春に咲く花の形と色をイメージして好きなように刺します。
名前はわからなくても、花をたくさん知っているほうが、色んなバリエーションがつけられそうです。
箱市21.jpg
透明のアクリルフレームに入れて飾ります。
フレンチノットステッチを多用するため、どうしても厚みが出てしまい
ネジでフレームを閉じ合わせると、真ん中に隙間ができてしまいます。
刺しゅうを使った作品は実用品のほうがいいのかなぁと考えこんでしまいました。
箱市25.jpg
今回、出展したのはこれだけでした。
樹脂粘土のブランコにのったインコのラッピングが手提げかばんになっているため
深い箱に入れましたが、浅いほうが見やすかったと思います。
箱の内側も、もし次回があるなら、工夫したいと思います。

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モーネで佐藤ちひろさんのワークショップ [刺繍]


京都・二条城の近くにグラフィック工芸家の井上由季子さんの主催される
モーネ工房があります。
そこで開かれる佐藤ちひろさん講師の
シロクマのスタンプワーク(刺しゅう)のワークショップへ行ってきました。
道路の雪がとけているので国道も普通に走れるだろうと思っていましたが
スノータイヤに履き替えていない車が路肩に停車したり
信号に激突した交通事故があったり、バンパーが外れて前が潰れている車に出会ったり
雪の影響で、普段の倍の時間をかけて大遅刻をしてやっと会場に着きました。
国道の京都市行きが動かないので引き返して
有料道路の京都縦貫道に乗ったのですが、出口付近でまたしても大渋滞でした。
普段は気をつけないと100キロで走れるような道路が徐行運転で、
停車中に車の中から携帯で写真が撮れるほどでした。

アウトラインステッチでクマの顔の輪郭をさしてから
クロスステッチ用の先の丸い針でボタンホールステッチで埋めていきます。
途中で綿を入れて、立体的に仕上げていきます。
刺しゅう糸は光の劣化に強いDMCが使われ
生地は氷のような水のような薄いブルーの生地でした。
左の写真は先生に名刺にサインしていただいたものです。
先生は縫い目を減らしたり、加減で立体的に仕上げられるのに
私が作ったシロクマはくるみボタンのように平面的です。
猫の耳のようにしか縫えない私を見かねて、左側の耳は先生が全部縫ってくださいました。
NHKのおしゃれ工房の講師の常連のかたが縫ってくださったのです。
宝物にしようと思います。
本を持っていても自分でやってみたことがなかったのですが、
作家さん自身に教えていただけるなんて夢のような講座でした。

モーネで行われるワークショップのスタンプカードもいただいて
10回参加すると800円までのカフェメニューがいただけて、
20回参加すると5000円までの好きな美術家庭科コースの寺子屋が受けられるそうです。


同時に開催されていた佐藤ちひろさんの『小さな刺しゅうの箱』の出版記念展。
写真は持っている本から写したものですが
実物が特に綺麗で気に入ったものを二点紹介させていただきます。
ビオラの刺しゅうが施されたスリッパは8センチほどのピンクッションです。
かかとのフェルトの部分に待ち針が刺せるようになっています。
蝶々のスタンプワークの小物入れ(エスカ)はシックな色合いがとても素敵でした。
本で紹介されている刺しゅうは1本取りで縫われていて同じ大きさに額装されていて
自分の家のリビングに全部持って帰りたいぐらい温かみのある作品でした。
会場には佐藤さんが使われるシックな北欧を思わせる色の生地は
どこで購入出来るのかも紹介されていて、
好きな人には自分も作れるような錯覚になるような配慮がなされていました。
展覧会の様子はこちらで御覧になれます。
http://www.maane-moon.com/galleri/exhibition/2008/03/index.html
紹介されている作品は下記の本の中のものが紹介されています。
この優しくて暖かい色のブックデザインは全て井上由季子さんデザインだそうです。

ちいさな刺しゅう

ちいさな刺しゅう

  • 作者: 佐藤 ちひろ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本


やさしい刺しゅう

やさしい刺しゅう

  • 作者: 佐藤 ちひろ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本


ちいさな刺しゅうの箱

ちいさな刺しゅうの箱

  • 作者: 佐藤 ちひろ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 大型本



モーネの帰り、京都市内で交通量の最高に多い堀川通りの横断歩道を
メジロの大群(約二十羽ほど)が鳴きながら渡っていきました。
信号待ちをしている間も
トウネズミモチの街路樹の交錯する枝と葉と実の中に
大雪など、どこ吹く風のメジロたちが双眼鏡もいらないぐらい近い距離で
飛び回っていました。つがいが並んで枝で羽を休めていたり
田舎で見たことがない光景を都会の真ん中で見ることができました。
嬉しいことって重なるものなのですね。
こんな素敵な一日を企画してくださったモーネの皆様、
講座の合間に暖かいお茶を何度も入れてくださった若いスタッフの皆様
この場をお借りして、お礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

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