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木材はプロに。79歳のお舅さんと素材探しの旅 [製作の風景]

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こんばんは。
小鳥の羊毛フェルト作家・森のことりです。
全開の更新からずいぶん御無沙汰しております。
ホームページを更新するようになって、まだ講師のかたに教えてもらいながらの更新ですが
お知らせをブログよりも先にそちらで告知していくつもりです。
アメブロの「羊毛フェルト・小鳥がいるよ」のバックアップとしてこちらを使ってまいりましたが
ホームページの更新はこちらでもお知らせしてまいりますので
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

ずいぶん時間が経ってしまいましたが「自分でやるのをあきらめたこと」(後編)です。
自分でなんでもやるよりも、その道のプロにお願いしたほうが上手くいくお話の続きです。

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農協が経営する野菜売り場の北山杉の木工コーナーでいつも木材を調達していました。
その無垢材を卸している工房が、お舅さんのよく知っている所に建っているということで
一度連れていただくことになりました。

お舅さんいわく「何かを買うつもりで行かないと入りにくいような立派なお店構えだった」と
おっしゃってたので
それならば当面、無垢材を使った作品を作れるだけの数を購入するつもりで
京都市右京区にある工房までいっしょにおじゃましてきました。

今年の四月の下旬にさしかかったよく晴れた日。
ダム沿いを79歳の元・建具職人のお舅さんの軽トラに載せていただいて
延々と続く山の景色の中、ウグイスがよく鳴く道を抜けるとやっと集落が出てくるのです。
そこは木工だけではなくいろんな工房が密集している地域でGWのころには
それぞれの工房がワークショップを開催するということで
アトリエめぐりの地図をいただきました。

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お邪魔した工房は、主に穴をくり抜くことや帽子の型を作ったりすることを得意とし
作品を見ていただいて「こんな感じに穴を木材の途中まであけてほしい」とお願いすると
小鳥の素材が「これ、羊毛フェルトですね」と男性の三十代後半ぐらいの職人さんが
御存知だったことにびっくりしました。
全国にネット販売をしている羊毛の専門店の帽子の型を作っているそうで
私もそのお店から羊毛を購入していたので、
どこでどなたがつながっているかわからないものですね。

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私がいつも作っている無垢材のサイズはヒナが2羽、編んだ巣に入るものを使っています。
片側に木の樹皮の部分である耳付きの木材を購入し
大きいものはカットして穴をあけていただくことにしました。
大小合わせてみかん箱ひと箱分ぐらいの木材に
その大きさにあった小鳥が入る穴がこれで全部あきました。

中には表面に自然に貫通した小さないびつな穴があいている無垢材があったので
その木だけは貫通させて穴をくり抜いていただいたのですが
木の大きさに穴の大きさが合っていないことに気が付きました。
木が横長なのであけていただいた穴が小さく見えるのです。

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お舅さんは建具屋さんをリタイヤされ使っていた大きな工具は全部処分されていたので
硬い木材に手持ちのドリルでどれぐらい穴があけられるか
試してもらったことがありました。
きれいに丸く木の厚みの途中までくり抜くのは本当に難しい作業なのを見て実感してましたので
「穴を大きくするためにおうちのドリルで途中まであけてほしいのです。
最後はホームセンターでダイヤモンド加工のやすりか何か買ってきて
私が仕上げます」と相談しました。

電話口で笑って聞いていらしたのですが、仏具を作っている職人さんのお知り合いがおられるそうで、おじゃまして雑談している間に切ってもらったとおっしゃるのです。

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「お義父さん、お代金はおいくらかかりましたか?お支払いします」とたずねると
「あぁ。日頃ちゃんとしてるし、そんなんえぇで(いらないよ)」とお舅さん。
「え?」と私。
はい。そうなのです。モトサヤです。
無料で近所の職人さんに大量の木材に穴をあけてもらうのが申し訳なくいたたまれなくて
有料のところを探していたのに。やっぱり無料でやってくださるところに返ってしまう。
だからもう考え方を変えることにしました。
私の仕事に協力してくれるかたに本当に恵まれているんだと感謝し、
ひとつ残らず、小鳥たちを巣立たせていこうと決心しました。
穴を大きくあけていただいた無垢材は
ヒナを3羽以上作ったり、親鳥をセットにするかもしれません。

パソコンからアメブロの「羊毛フェルト・小鳥がいるよ」を開きますと、1クリックで森のことりの
Instagramに行けるボタンがあります。
こちらにはバナーの作り方がわからなくて設置できていないのでリンクを御紹介させていただきます。
ブログに載せている写真が多いですが、写真が好きなかたはお気軽にフォローしてくださいね。
森のことりのInstagramはこちらです。

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