羊毛フェルト 小鳥のブローチ [お知らせ]
こんばんは。
小鳥の羊毛フェルト作家の森のことりです。
今日は、新作の「連れて歩きたい目の合うブローチ」の御紹介をさせてください。
このブローチは、発送の2週間前に素材と作りかたをどうしても変更したくて
制作しました。
実は薄い薄い生地のオーガンジーに羊毛を刺すことにてこずっていました。
そんな時に何度も「こんなところにもオーガンジーが使われているの?」と感心するぐらい
ハンドメイドの作品に続けて会う機会があり、やってみようと思ったのがきっかけです。
ブローチはすべて幅が4センチぐらいの長さで
「しまえなが」のきょうだいのブローチの「翼」にいたっては1センチもありません。
巣で翼が見えないほうの「しまえなが」には翼をつけなかったぐらい小さな作品です。
その小さな翼に雨覆い羽、風切り羽の方向にししゅう糸で縫いました。
ブローチの裏側はモヘアのウール100%のテディベアの足の裏によく使われる
スエードを使用しているのでほつれてきません。
ほぼ形になってきて頭が完成していつものように両目を付けました。
つけてみるとどんな感じか、鏡を見る前にブローチに目をやると
小鳥たちがみんな、私の顔をじ~っと見上げてるように見えたのです。
写真はトルソーに服を着せて左の胸元にブローチをつけています。
写真の左側下のグレーの縫い目のみえるところが首の部分になります。
この仕草は、よくなついている、おうちで飼われている小鳥が
遊んでほしい時や、おなかがすいてごはんをたべたいときにする仕草です。
そう思うと、もはや、目が合っているようにしか見えないので
「連れて歩きたくなる目の合うブローチ」という長い名前をつけました。
「しまえなが」はきょうだいでいるのでブローチをつける人間には興味がないらしく
こちらを向いてくれません。
秋らしい小鳥が作れなかったのが今回の反省点ですが、種類をもっと増やして
デザインも植物と組み合わせることも考えています。
どんな植物にどんな小鳥がやってくるか。
これは羊毛を始める前は野鳥写真ブログオタクだったから思いつくような気がします。
実際にはその植物にやってこなくても色の組み合わせが美しいなら
そういう場合も作ってみようと思います。
妄想と創造が行き来して、考え始めると楽しくてしかたがなくて、
何が役に立つか、本当にわからないものです。
2015-09-16 23:59
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